「夢」
2006年8月21日、愛知県岡崎市立矢作南小学校において、キンちゃんが「夢」と言うタイトルの「本校の卒業生藤田さんのお話を聞く会」を行いました。この日は夏休み中の全校出校日。キンちゃんは母校で後輩の全校正800人以上いる前でのお話でした。その内容をご紹介します。
http://www.oklab.ed.jp/weblog/yaminami/2006/08/post_1.html
皆さん、おはようございます。お元気ですか? もうすぐ夏休みが終わってしまいますが、宿題は終わりましたか? そしてもっと大事なこと、「素敵な思い出」は作れましたか?
私は今年の夏、とても素敵な思い出を作ることができました。今日はその思い出話を皆さんに聞いてもらおうと、この矢作南小学校にやってきました。言い遅れましたが、今から約30年前、私もこの矢作南小学校に通っていた「藤田美幸」と言います。今でも川田で「饅頭屋」をやっています。私に会いたい人は買いに来て下さいね。
さて、私の素敵な思い出は、ドーバー海峡を泳いじゃったことです。時間は13時間35分でした。そう、13時間35分もずぅ~っと泳ぎ続けていたのです。
「ドーバー海峡」と言うのは「イギリス」と言う国と「フランス」と言う国の間にある海です。距離はだいたい34km。岡崎からですと、名古屋までくらいまでの距離になります。そのドーバー海峡を泳ごうとする人は、毎年世界中から泳ぎ自慢の人達が集まり、とてもにぎやかになります。
ドーバーの素晴らしいことは、こう言った世界中の泳ぎ自慢の人達と仲良くお友達になれることです。でも残念ながら、全ての人達が泳ぎ渡れるわけではありません。途中、疲れたり、眠くなったりして止めてしまう人が後を絶ちません。そのくらい難しい場所なのですが、泳ぎ渡れた人は、「よくやった!」と、みんなから祝福されます。その「栄誉」をつかみたくて、毎年世界中から泳ぎ自慢の人達が集まるのです。
ところで実は私も今回で5回目の挑戦です。始めの2回は17時間以上も泳ぎ続けたのに、渡ることは出来ませんでした。悔しくって、悲しくって泣きました。でも泣いたからといって泳ぎ渡れるわけではありません。その失敗を生かし、次につなげる「力」にしたのです。すると3回目からは泳ぎ渡ることができるようになりました。3回目、4回目、5回目と、3回続けて泳いで渡ることが出来ました。その努力がドーバー海峡を泳いで渡らせる団体に認められ、昨年は賞としてカップをいただきました。
ドーバー海峡を泳いで渡った日本人は私が12番目ですが、今年もう一人現れましたから、今年で13名の日本人が泳いで渡れたわけです。たった13名です。その中で3回泳いだ日本人は私だけですが、それで満足しているわけではありません。日本人では初めての往復泳、つまり、行って帰ってくると言う、「2way」をやってみたいのです。1way、つまり片道だけでも日本人では13名しかいないのに、往復泳をすることの難しさは言葉では言い表せないほどです。でも、だからこそ「やりがい」があるのです。それは私の「夢」です。
皆さんには「夢」がありますか? 夢を持つと毎日が楽しいですよ。忙しい仕事があるので、「毎日」とまではいきませんが、暇さえあれば泳いでいます。冬でも水着一枚で海に泳ぎに行くんですよ。寒いけど、冬の海も素晴らしいんです。春夏秋冬の海を泳げて私は幸せです。「夢」は心を豊かにさせ、人を幸せにします。
皆さんもまだまだ夏休み。大きな夢に向かって歩いてみて下さい。あきらめないで歩いたら、必ず幸せになれますよ。
それでは私の話はこれで終わらせていただきます。長いこと聞いていただき、ありがとうございました。
この後、写真を見ながら解説し、そして子供たちからの長い質疑応答が続いた。

















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